前回の記事では、両親に説明することや、つみたて投資を開始するメリットを話しました。
hajimetenonisa.hatenablog.com
それでも、やっぱりお父さんに反対されたり、なかなか耳を貸してくれない両親も多いと思います。
そこで、今回の記事では、反対意見を言われたとき、両親を説得する方法を紹介したいと思います。
- 「買った投資信託が下がるかもしれないだろor下がったらどうするんだ!」
- 「証券会社がつぶれたりしたらどうするんだ!」
- 「売るときに暴落したらどうするんだ!」
- おわりに 不安に思う両親の気持ちはもっとも。
「買った投資信託が下がるかもしれないだろor下がったらどうするんだ!」
「かなりの額を投資に使うはずだ。投資やるくらいなら貯金すればいいんじゃないか?」
この魔法の言葉で説得してみて!
→「そうだよね、でも、少額から始めるから大丈夫だよ。」
「そうだよね、私もお金を使うの嫌だから、ポイントでつみたて投資をするから、自分の懐は1円も傷まないよ」
両親の中には、100万円などまとまった金額を一気に投資すると思っている方が多いそうです。そこで、まずは5000円~あたりの本当にごく少額から始めると説明してください。PayPayや楽天を使っている方は、PayPayや楽天ポイントで投資をするから1円も使っていないよ、って説明も有効です。
「証券会社がつぶれたりしたらどうするんだ!」
「楽天も経営がヤバイし、SBI証券もマネックス証券も名前を聞いたことがない。そんな会社を信じても大丈夫なのか?」
「対面で販売している銀行のほうがいいだろう?」
この魔法の言葉で説得してみて!
→「だいじょうぶ。銀行の定期預金や普通預金よりしっかり保護されるよ!」
もし楽天証券やSBI証券といった証券会社がつぶれても、資産は保全されます。
(最近の楽天のモバイル事業の不振の件で楽天証券の不穏な噂を流している人がいますが、完全にデマなので相手にしないようにしましょうね。せいぜいキャンペーンがしょぼくなるくらいです。)
元本割れはもちろん運用している以上仕方ないのですが、仮に金融資産が1000万円を超えていたとしても、銀行と異なり全額保護されます。
ここまでの理由で、ネット証券でも十分信用できるので、手数料が高い対面証券は使うメリットがありません。
「売るときに暴落したらどうするんだ!」
「30年後、40年後のことなんて誰にもわからないだろ!」
この魔法の言葉で説得してみて!
→「その通りだよ。だから、売るときは回数を分けて、死ぬまでずっと引き出し続けるよ。」
おそらく、リタイア後に年金と一緒にNISAの運用成果を引き出すことを想定していると思いますが、来てほしくないものですが、暴落は絶対にやってきます。そして、それが一番来てほしくないのは売るタイミングなのは、「売るときに暴落したらどうするんだ!」って仰る通りです。
ただ、そんなこともつみたて投資をしているなら、わかるはず。買うときにつみたてをして高値つかみを避けつつ、暴落したときに多く買いながら無心で続けているなら、考えることは同じです。売るときも、定率で少しずつ取り崩し、少額ながらも年金にプラスできる自分年金の出来上がりです。
補足(元本割れについて)
ちなみに、前述した元本割れについてですが、筆者の運用(2018年開始)の場合ですと、2018年の夏休みに20万円の元本に対してマイナス5万円となり、これが最大の損失でした。(-25%)下がってもせいぜいこのくらいで、全額無くなるってことは(世界中で核戦争でも起きない限りは)想定しなくてよいでしょう。
おわりに 不安に思う両親の気持ちはもっとも。
つみたて投資をやったほうがいいことは分かっていながらも、やっぱりしり込みしちゃう気持ちや、この記事で書いたような、デメリットのほうが頭をよぎってしまい、投資に踏ん切りがつかないってのもわかります。
今だったら、「少額から始めるから大丈夫だよ」とか、「自分で考えて決めたことなんだ。将来のためにお金を作っていきたい」とか、気の利いたことをいろいろ言えたのかな、って後悔はあります。
両親の意見はむげにはしたくありません。
できる限り、両親にも納得してもらって、投資を続けてもらいたいです。今こんなことがあってお金が増えたんだよー、って実家で言えるような、そんな投資を目指していきたいです。
筆者は、母方の祖母の相手をあまりできないまま、祖母が亡くなりました。突然でした。
「おばあちゃん」っていつも呼んでいて、子供のときからかわいがってくれたり、とうもろこしをいつも持ってきてくれた祖母だったので、それからは家族の支えになれるようなお手伝いを心がけています。
読者さんがこの記事を読んだことで、家庭で投資の話をできて、両親や祖父母にちゃんとお金のことも考えてるよ、安心してねってのが伝わってくだされば、著者もうれしいです。