「バランス型ファンド」って、分散していて凄くよさそう!
もしかしてeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)より良いんじゃない?と、初心者のころの筆者も思っていました。パフォーマンスを比較しつつ、なぜeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のほうが良いのか、解説します。
結論→やっぱりeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のほうが良い
若いなら、株式100%で問題ないです
ロボアドバイザーの記事でも少し書いたのですが、本ブログの読者さんである、20代付近の新入社員さんのうちは株式100%で全く問題ないのですよね。高いパフォーマンスを期待しながら、株式100%という標準的なリスクを、長い時間で分散させていくつみたて投資に向いています。
パフォーマンスを比較してみる
上記画像のグラフで、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は赤線、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は青線です。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、コロナショック後の株高で、特に8分の3を占める債券部分が振るわなかったため、パフォーマンスが大きく劣っています。
筆者は、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、つみたて投資で目標とする、年4~5%のパフォーマンスは難しいのではないかなと感じています。現在は株高があってそのペースを達成できていますが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はそれ以上のパフォーマンスかつ運用効率なんですよね。
おわりに オルカン、完成度がすごい商品なんです
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)では、いろんな商品が含まれていて、プロの運用みたいな分散投資出来る!?と思ってしまいがちです。前述したとおり、若いうちは株式100%で問題ないうえ、この商品は、その株式の比率を薄めてしまいます。
シンプルに株式100%で分散を実現しているeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の完成度が高すぎるんですよね。上回るのは容易ではありません。