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【オール・カントリー」はインデックス型】 ところで投資信託の「アクティブ型」「インデックス型」ってどう違うの? どうしてインデックス型のほうが良いの?

重要:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はインデックス型です。

このブログでは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のつみたて投資を推奨していますが、実際に証券会社にいくと別の投資信託をおすすめされることが多いです。その時だいたいおすすめされるのは「アクティブ型」の投資信託です。

違いがよくわかっていないと、「なんだかオール・カントリーよりも良さそう・・・」となってしまうかもしれないので、オール・カントリーが属する「インデックス型」と「アクティブ型」の違いを理解しておきましょう。

「アクティブ型」「インデックス型」の違いは、「市場平均に合わせるか独自に運用するか」の違いです

下記の画像がわかりやすいかなと思います(東証マネ部様より引用)

アクティブ型とインデックス型の説明画像

「アクティブ型」の運用成績を見るとプロでも勝てるとは限らないことがよくわかる

どれだけすごい勝率や好成績で注目されても、市場環境の変化、規模が大きくなると今までの運用が難しくなるなど、曲がり角を迎えることが多いです。

過去に「ガイアの夜明け」で取り上げられ、中小型株中心、積極的な運用で注目された「ひふみ投信」ですら、直近3年の成績は日本株の市場平均を大きく下回ります。 ずっと勝ち続けることがいかに難しいかよくわかります。

ひふみ投信の直近3年のパフォーマンスです。

また、アクティブ型の投資信託は、企業の調査や運用のためにプロを雇っているため当然手数料(信託報酬)も高くつきがちです。また、頻繁に銘柄の売買を行う場合は有価証券取引税などもかかるため、掲示している手数料より高くつきがちです。

信託報酬の隠れコストについて

この画像はダイヤモンドザイ2024年1月号より引用したものですが、アクティブ型には「隠れコスト」があって、購入時に案内される信託報酬以外にも手数料がかかることがわかりますね?

市場平均を取り続けるインデックス型の隠れたメリットは手数料を安く抑えられること

あくまで機械的に市場平均に連動するように売買するだけでよいので、調査のためのプロは不要だし、運用面でも殆どはプログラムに任せることができ、運用コストを低く抑えることができます。

下記の画像がわかりやすいですが、今では0.2%以上に手数料が下がっていて、0.1%以下が標準になっています。それだけつみたて投資がメジャーになったことで、規模の経済を活かせるようになりました。ずっと預けることになる、すぐには使わないけど大事なお金を守りやすくなっているといえます。1%と侮るなかれ、運用が長期になるほど影響が大きくなります。

20年で240万円を積み立てた例のイメージ

まとめ:長期的にはインデックス型のほうが成績が良い。手数料も安いのでインデックス型からはじめよう

インデックスファンドは常に市場平均と同じ成績となるように運用されます。市場平均は日本ですら右肩上がりなので、長期投資になればなるほど安心して投資することができます。一方、アクティブファンドは自らリスクを取って個別株などを運用するため、市場平均とは異なった動きをします。

つねにインデックスファンドのほうが良いわけではなく、短期的にはアクティブ型の投資信託のほうが成績が良いことはもちろんあります。それでも長期的にはインデックスファンド以上の成績を上げられている投資信託は少ないです。

手数料もインデックス型投資信託のほうが安いので、短期目線ではなく株価を気にせず長期的につみたて投資を行いたいのであれば、「インデックス型」をおすすめします。