こんにちは、うりぼーです。
銀行に預けてもお金は増えない、インフレで苦しくなるだけ・・・でも自分で投資するのは大変だから、運用は投資信託や、プロにおまかせしたい!って人は多いはず。
つみたて投資で資産形成するのと、最近話題の「ウェルスナビ」や「フォリオ」などのロボアドバイザーがあるけど…どっちがいいのでしょう?
というわけで、今日はつみたて投資とロボアドバイザーの比較です。最近ロボアドバイザーはすごく広告されてるので気になってる人が多いのではないでしょうか。
公式サイトを見ていると、リスク許容度を選択でき、初心者に優しいように見えて、デザインもわかりやすくかっこいいし、いい結果が出そうに見えますよね。では、つみたて投資とどっちがいいのでしょうか。
結論:ほぼほぼつみたて投資のほうがいい結果が出る可能性大
結論を先にいうと、現状ではつみたて投資のほうがいいです。まだロボアドバイザーはつみたて投資に大きく劣っているのが現状です・・・
それはなぜか? カギは2つあります。1つは「手数料」を考慮してなお儲かっているか、もう1つは新NISAと組み合わせできるか、です。ここまで考えると答えが自ずと見えてきます。
①ロボアドバイザーは手数料が高い!
ロボアドバイザー最大のネックがここです。「ウェルスナビ」は新NISAに対応していますが、従来よりも下がったとはいえ0.65%(税抜)の手数料がかかってしまいます。
機動的な資産運用をする「フォリオ」はもっと高くて1%(税抜)の手数料がかかります。ロボットなのにアクティブ型の投資信託レベルで取るのかい。なにより問題なのは新NISAに対応していないこと!!! 儲かったとしても税金の2割がガッツリかかってしまいます。
一方、つみたて投資でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選択した場合、0.05775%の手数料でよいので超激安です。つみたて投資は歴史が長く、競争によってここまで手数料が安くなっているんですね。
長期投資では、この1%どころか、0.1%単位での手数料の差がバカにならないのは、言うまでもありません。将来的に1000万円、含み益を踏まえて2000万円付近に達するときに泣いても遅いです。
②ロボアドバイザーはリスク許容度を変えられるけれど、リスクを高くしてもパフォーマンスが微妙!
ウェルスナビのパフォーマンスはリスクや手数料に見合って特に優位性がないと思っています。ここ最近ではリスク許容度を最大にしても、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のパフォーマンスに劣っているんです。
実際にロボアドバイザーのパフォーマンスを見てみましょう www.nikkei.com www.wealthnavi.com note.com
公式HPでは凄そうに見えますが、全然すごくないです・・・つみたて投資をやっていただけの私の成績に、大きく劣っていますよね。
③ロボアドバイザーの売りであるリスク分散は、つみたて投資でも十分行われているのであまり差がない
ロボアドバイザーの売りは「分散投資」と「適時組み換え」によるリスク管理です。
こういう図を見るとなんかすごそうに見えますよね。
でもね、この分散投資や銘柄入れ替えって、つみたて投資でもやってるんですよ。もちろん、株式だけを購入するeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のつみたて投資とちがって、適宜現金に戻したり、株式以外に金や債券の購入をするという違いはあるんですけどね。
自動積立に対応しています、分散投資できます、ってあるけど、証券会社でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をつみたて投資すればこれらのことはすべてできてしまいます。
結果としてロボアドバイザーはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のつみたて投資に負けています。 確かに下落相場では多少現金を持つ分強いですが、その分資産形成の効率が落ちてしまうからです。長期投資では素直につみたて投資を続けていたほうが強いんですね。
特に若い年齢層であるなら、長期での投資になりますから、十分リスク分散がされている商品のつみたて投資で良いと思います(レバナスとかはダメですよ!)
まとめ:将来はわかりませんけど、現時点ではつみたて投資が圧倒的に強いです
個人的に、ロボアドバイザーは面白いと思っていますが、まだ手数料に見合っただけの強みがないと考えたほうが良いと思います。ロボアドバイザーが進化して「これはいいかも!」となったらまたお伝えしたいのですが、現状ではつみたて投資の方をおすすめします。