新入社員が新NISAをはじめる時に知っておきたい話

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老後のお金、3000万円まで貯めれば安心!年金制度は頼れます!

結論→金融資産は、最低でも3000万円は必要です!

新社会人になった人は、「早く仕事やめたいなー」って思っている人が多いと思います。でも将来が心配だし、かといって絶対安泰な仕事もないですよね。いくらくらいあれば、将来が心配ないのか気になる人も多いはず。
そこで、この記事では、いくら貯まるまで働けば、安心して仕事を辞められるのかについてお話します。ぜひ最後まで読んでくださると幸いです。


結論 3000万円目標に貯めてみよう!

『配当生活2024』より引用

『配当生活2024』によると、およそ3000万円あれば資産寿命を考慮して取り崩しの方法を考えれば、十分生活できます。後述する厚生年金の額が大きいからですね。なお、1億円あれば、完全な配当生活が可能です。(この雑誌による配当生活は投資信託などの値上がり・株主優待による優待取りなどを含む)
少ない資産でも、投資をあきらめないで、少しずつでも投資を始めていきましょう。でも、50万円以下の場合は、上記画像にあるように、まずは貯蓄を優先してくださいね。

配当生活2024 Select for Beginners (パワームック)

金融庁の資産運用シミュレーションサイトによれば、毎月3万円のつみたて投資ならおよそ32年11か月で3000万円を達成できます。個人の事情に応じて、奨学金返済があるという方は、最初はつみたて額を少なくしたり、あとからつみたて額を増やしてもよいでしょう。

32年11か月で3000万円の目標達成するイメージのグラフ(毎月3万円・想定利回り5%)

あくまでもシミュレーションであり、最後の年に暴落が来たら・・・とかも当然あり得ますし、利回り5%は甘い見通しかもしれませんが、筆者もこの雑誌の結論には特に異論はありません。ただし自営業・フリーランスは後述します。
新社会人さんのうちから、節約を覚えたり、税金の控除を活用して、質素な生活を身に着けておきましょう。将来浪費家にならずに済みます。
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つみたて投資は証券会社で口座を作るところから。おすすめの証券会社は、こちらから↓
hajimetenonisa.hatenablog.com


リタイア後の一番の生活の糧は年金!意外ともらえる額は大きいです

いろいろ「年金は政府による詐欺だ」「年金削減大キャンペーン」だと散々に言われていますが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用は超がつくほど優秀で、日本の頭脳で希望です。リーマンショックの時ですらマイナス圏に入る気配がなく、「長期分散投資」の大先輩として素晴らしいモデルになっています。

https://www.gpif.go.jp/gpif/faq/faq-1040.html GPIFの公式サイトより引用

また、「マクロ経済スライド」が導入されているため、年金を納め現役世代の減少に合わせて、現役世代の負担を減らし、年金支給額を抑えて持続可能な制度にしています。今後、物価や賃金は上昇していくので、このマクロ経済スライドが発動しやすくなるでしょう。
ちなみに筆者はこの制度は大学2年生の財政学という講義で知りました。当然試験にも出てきました。つまり経済のことを大学レベルで習わないと、この制度は知らないまま大人になっていくわけです。

今後、世代間で「今の若者は昔に比べて損している」という不公平はあったとしても、年金制度そのものがなくなることは考えにくいです。

マイナンバーカードで、年金を試算してみよう

日本年金機構の「ねんきんネット」から試算できます。スマホからぜひ確認してみましょう。
マイナポータルにログインして、「年金」>将来の年金額を試算する から確認できます。「かんたん計算」で一度ぜひ計算してみましょう。

「将来の年金額を試算する」から確認できるイメージ

従来の「ねんきん定期便」より詳細に確認できるので、誰にでもわかりやすいモデルとなっています。また、現在働くのをやめたらなど詳細なシミュレーションもできるので、もし早期リタイアを考えている人は必ず見ておきましょう。

「ねんきんネット」による年金見込額計算のイメージ

試算してみると、特に厚生年金の割合の多さにびっくりするはずです。合わせて20万円はもらえる人が多いのではないでしょうか。

年金をもらうおじいちゃんのイメージ

どんなに収入が低くても、働き続ける限りは厚生年金は増えていきますし、制度設計上生活が苦しいながらも頑張って年金を納めた人ほど有利な制度です。
生活が苦しい人でも、65歳まで働いて退職すれば必ず報われるはずです。ただし貯めた資産を一瞬で奪われる詐欺には要注意です。また、浪費家だと、いくら頑張って働いていても老後は苦しいでしょう。

筆者の年金額については、次の記事で触れる予定です。


自営業・フリーランスの方などは要注意

前述した試算をすると、自営業やフリーランスの方は思ったより金額が少ないのにびっくりすると思います。その理由は、「厚生年金」が存在しないからです。そのため、この3000万円+年金の計算が合わないです。何かで補填する必要があります。
例として、私の祖父は、65歳を過ぎても自営業を続けていますし、生活が苦しい方は毎月400円で済む付加年金を加算する、余裕がある方は付加年金ではなく国民年金基金を活用するなどが考えられます。(両方に加入はできません)
www.resonabank.co.jp

付加年金は、電子申請も可能です。スマートフォン1台とマイナンバーカードで申請できます。
所得控除の対象にもなるので、節税にもなりますし、早く亡くなったときは損をしますが、インフレを考慮しなければ2年で元が取れる制度です。
仮に60歳まで払い続けた場合、65歳から年額で9万6000円が毎年受け取れます。


「稼げるうち」は稼いでおいて損はなし

新社会人のみなさんは、「今」が一番稼げています。時給換算だと、1800円は優に超えているはず。社会人2年目から住民税もかかり、税金が高くてびっくりするかもですが、今働けていることに凄く感謝しましょう。
金融資産があれば、選択肢が広がりますし、年収があれば前回の記事のようにモテます。

働ける人はモテますというイメージ


木下洋介さん(プロの投資家さん)の金言

んだから、カネがない奴はエッジをたてて節約するんだよ。セルフバリカンカット、公園水、社食、激安賃貸、自転車。料理はモヤシと豆腐とコメ、茹でチキン。趣味はネットで株や金持ちの研究。

こうすると、経験が偏った奴になるから良くないって言われるけど。持たざる者は一時は若さを犠牲にせざる得ない。勝者の理論に屈しない為には、大なり小なり成功者はこういうエッジの利いたエクストリーム節約の経験を持ってる。ここは現実解。そぎ落とす。
こんな生活しながら2,3年あるいは5年位やればどんな底辺職であれ働き続けて節約すれば勝負する金は出来る。

お金がないって人は、努力をして節約。そして3万円からでも少しずつ資産を築いていく。若いころにこれができれば、おじいちゃんおばあちゃんになったときずっと楽ができます。



おわりに

次回の記事では、働く上で、心も大事ってことで、私の体験談をもとにしながら、身体を大事にしていくことに触れていきます。
→(3/28追記)掲載しました。あわせてご覧ください。
hajimetenonisa.hatenablog.com