今までこのブログでは「手数料が1%変わるだけでパフォーマンスに大きな差が出る」「複利の効果を考えると年利が1%違うだけで資産が倍になるまでの時間が2年~3年も変わる」という話をしてきました。長期投資においてたった1%の差が侮れないことはよくわかってきたのではないでしょうか
hajimetenonisa.hatenablog.com
1%でも侮れないというのに、今回紹介する新NISA制度は「投資利益の20%が免除される」「しかも期間無制限」という仕組みです。
手続きもネットでさっと完了できて簡単ですし、デメリットは「損をしたときに還付金がかえってことないこと」だけです。つまり長期つみたて投資をやるひとには100%メリットしかありません。絶対にやったほうがいいです
この記事を読めば新NISA制度のメリットがわかります。これで投資の第一歩をはじめてみましょう!
NISA口座での取引は非課税!
NISAは「Nippon Individual Savings Account」の略称で、個人貯蓄口座のことですが特にこれは覚える必要がありません。「NISA口座を開設すると一定の金額まで非課税になる」ことだけ覚えておきましょう
もう少し詳しく知りたい人は、こちらの動画をみてください。
値上がりの利益だけでなく、配当の利益の税金もかかりません。本当に非課税になります
「成長投資枠」「つみたて投資枠」2つの枠内で、合計1800万円まで利用可能
参考:金融庁の資料(難しい言葉で書いてあるように見えるけど、大事なところだけ説明しますね)
「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの枠があり、合計で投資元本(買い付け金額)1800万円まで利用可能です。また、1年間で「成長投資枠」は240万円まで、「つみたて投資枠」は120万円まで購入できます。
「成長投資枠」は、投資信託以外にも、日本株や米国株などを自由に選択できます。「つみたて投資枠」を使わず、「成長投資枠」だけで投資を行うことも可能ですが、「成長投資枠」の上限は1200万円まで。最短5年間で使い切ることになります。
一方「つみたて投資枠」は当ブログでおすすめしている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などの投資信託しか買えません。
「つみたて投資枠」で年120万ずつ1800万円分つみたてるつもりで使おう!
つみたて投資枠だけで1800万円を埋めることも可能です。むしろこの方法をおすすめします。
成長投資枠で買える個別株はかならずしも上がるとは限らず損することがあります。そして、損した時はむしろ新NISA制度は還付金を返してくれてないので、よほど自信がある銘柄以外は買わないほうが良いです。
1800万円と聞くと、ショボそうに一見思えてしまいます。実際、岸田のケチって批判も多いのですが、毎月3万円ずつつみたて投資をしても、1800万円の枠を埋めるまでに50年もかかります。新社会人の方には、月3万円でも十分すぎるほど資産形成の役に立ってくれます。
さらに、新NISA制度では売却することで翌年に売却分の枠が復活することになりました
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB087HJ0Y3A800C2000000/
いままでの仕組みだと、一度NISAで買ってしまうとその枠は復活しないので、たとえお金が必要になった時や銘柄を変えたいときでも「枠がもったいないから売却できない」という状態でした。そのため、便利なのはわかってるけれど慎重になりすぎてNISA口座を使えない状態(通称「ラストエリクサー症候群」)になっている人もいました。
でも、2024年からは売却してしまっても翌年また枠が復活することになったので、気軽に始められるようになりました。もちろん、つみたて投資をする人は複利効果を意識すると、なるべくつみたてを続けたいものですね。
非課税ということは確定申告も不要なので投資が楽になります!
新NISAで儲けた利益については、サラリーマンはもちろん、無職や自営業の方でも、確定申告は不要です。 投資を始めると税金の計算とか確定申告があって面倒事が増えそう……という人はむしろNISA口座を開いてつみたて投資だけやれば、何も考えなくていいので楽ですよ
やらない理由がないくらい便利でオトクな新NISA!いますぐはじめよう!
まずはつみたて投資から始めてみましょう!
当サイトのこちらの記事をぜひ見てください。この記事を読めば必要なことがわかります。マイナンバーカードとスマホ1台あればすぐ始められますよ!
(つみたて投資のはじめ方の記事を書いてリンクする予定です。まだ準備中なのでお待ち下さい…)